Painter7英語版 第二印象〜〜2001.07.27


え〜、色々いわれているPainter7の新しい水彩ですが…


【重い】
個人的には、重いのは今のところ問題は少ないと思ってます(^^;。

というのは、7では

(1)水彩レイヤーを複数もてる
(2)キャンバスに固定した絵をまた水彩レイヤーに戻せる

ので、わりと簡単に軽い状態で作業するための工夫ができる…
…だろうと思うからです。
(上の絵もその様にして描いてみましたが…(^^;)

あ、水彩レイヤー同士を水彩のまま結合することはできません…(^^;



【6までの水彩のタッチがだせない】
Painter7では水彩が多彩になり、従来よりリアルな水彩の効果が得られますが、
残念なことにPainter6までの水彩のタッチの一部は得られなくなりました。

水彩には「塗り混ぜ」と「重ね塗り」(Grainy Wet Abrasive, GrainyWet
Buildup)がありますが、Painter7では塗り混ぜが、重ね塗りに近くなってし
まっています。


つまり選択した色と同じ色で塗る、塗り重ねても色が濃くなっていったりしな
い、という単純な事が困難になりました。

描画例で見てみますと:

図1.左:まず、Painter 6でのSimple Water(水彩細筆)です。

選択した色のまま塗り重ねられ、濃い色の上から薄い色を塗ることもできます。
(透明水彩よりはアクリル絵の具やグワッシュに近い?「塗り混ぜ=GrainyWet
Abrasive」の特徴です。)

図1.右:次に、Painter7でCD2に収録されている(procreateが特別に作っ
た)「Painter 6 Water Color」のSimple Waterです。

一見6のものに似せてありますが…塗り重ねると選択した元の色より濃くなっ
ていきますし、濃い色の上から薄い色を塗っても色は薄まりません。
(透明水彩の雰囲気に近づいた?)

【図1】
図1
実はこのブラシはPainter6のSimpleWaterの設定そのままではなく色々変えて
あります。目立つ変更はAbrasive(塗り混ぜ)がBuildup(重ね塗り)です。
まぁこの設定なら塗り重ねると色が濃くなるのは納得できます(^^;。

では、6の水彩をそのまま読み込んだものではどうでしょう。

図2.左:これだとAbrasive(塗り混ぜ)で6と同じタッチが得られる?っと
思ったら、先程のBuildup程ではないけれどやはりBuildupに近い雰囲気です。
他の水彩ブラシはもっと酷い(苦笑)状態です。

では7では6までの様な「不透明水彩」の雰囲気は得られないのでしょうか?

図2.右:Abrasive(塗り混ぜ)の設定でパラメーターを色々変更すると、6
の塗り混ぜの雰囲気に近い状態が得られそうな感触は何となくあるのですが…
「ちょっと違う」あたりで壁に当たってしまいます。(実際には壁というより、
例えば「不透明感を似せると輪郭や色の濃さが違ってしまう。逆に色味を似せ
ると透明に…」といった感じですが…)

【図2】
図2

========
う〜〜〜みゅ。。
水彩。。リアルになって、水彩レイヤーも強力になりましたので、
6までの水彩にこだわらない(苦笑)方にはお勧めなのですが…

従来の水彩、特に不透明な水彩として便利にばりばり使っていた方にとっては…

もうチョット整理してCorel/Procreateに要望を出したいと思います(^^;



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